日本ダウン症協会群馬支部

◇　用意するもの　・・・        お手玉（又はそれに代わる大きさの少し重みのあるもの）

　　　　　　　　　　　  バンダナ（又は大きなハンカチや布）

◇　遊 び の 内 容     ・・・　   お手玉を布にあてると、布がお手玉に巻きつき落ちていくのを見て楽しむ

                                   遊びです。

＝＊＝＊＝＊＝＊＝＊＝＊＝＊＝＊＝＊＝＊＝＊＝＊＝＊＝＊＝＊＝＊＝＊＝＊＝＊＝＊＝＊＝＊＝＊＝＊＝＊＝

◇　遊び方の説明　

スモールステップ：１

大人がバンダナをひろげ、子どもの前に立ちます。

子どもはお手玉を片手に持ち、大人が『いいよ』と言うとバンダナ

にむかってお手玉を投げてあてます。

 

子どもの投げたお手玉がバンダナにあたると同時に、大人が持って

いるバンダナを手から放します。

 

布がお手玉に巻きつき床に落ちていく様子を子どもが見て楽しみま

す。

 

（お子さんが『いいよ』の言葉を聞いてから投げられない場合は、

お子さんの動きに合わせて『いいよ』と言って聞かせます。動作と

言葉を一致させることで、やがて大人の声かけに合わせて投げられ

るようにしていきます）　

★大人がバンダナを持って立つ位置は子どもがお手玉をバンダナに

あてることができる距離に立ちます。また、バンダナは子どもの胸

の高さにします。

 

 

 スモールステップ：２

 バンダナを子どもが持ち、大人がお手玉を投げバンダナにあてま

 す。

 子どもがバンダナを持ち、大人が投げたお手玉があたると同時に

 手を放せる動きができるように練習をします。（大人がモデルを

 見せます。又は、手をそえてバンダナを手放すタイミングを体に

 感じさせます）

 手の操作が上手になったら補助を減らしていき、やがて補助なし

 で子どもが一人でやってみます。

 ★お手玉を投げようとしている大人を子どもが意識している時に、

 大人がお手玉を投げます。

　     ＊＊　ポイント　＊＊

  投げたお手玉がバンダナにあたると同時に布がお手玉に巻きつき、

  床に落ちていく遊びは、子どもにとって分かりやすいです。

 

  ＊＊　ポイント　＊＊

   大人と子どもの息があった時に、布がお手玉に巻き付き落ちてい

   くので、楽しさが増します。（共感できる遊びの１つになりま

   す）

 

  ＊＊　ポイント　＊＊

     いろいろな物を投げてしまって困る発達段階がありますが、その

　  力を遊びの力に導いてあげる「遊び」のひとつになります。

　　　   お子さんの様子をみて遊びを進めてください。

◇　用意するもの　・・・        薄い画用紙（又はメモ用紙）

　　　　　　　　　　　  マジック

◇　遊 び の 内 容     ・・・　   絵が動くのを見て楽しむ遊びです。

＝＊＝＊＝＊＝＊＝＊＝＊＝＊＝＊＝＊＝＊＝＊＝＊＝＊＝＊＝＊＝＊＝＊＝＊＝＊＝＊＝＊＝＊＝＊＝＊＝＊＝

◇　遊び方の説明　

スモールステップ：１

「動く絵」を大人が操作して、絵が動いて見えるのを子どもが見て

  楽しみます。

  操作する大人の隣に子どもがすわります。

  子どもの意識が「動く絵」に向いたら、大人がページをめくる指を

  ゆっくり動かし、絵が動いていく様子を子どもが見て楽しみます。　

  ★「動く絵」は触らせないようにします。

 

 スモールステップ：２

「動く絵」を子どもが操作して楽しみます。

  子どもがページをめくる指をゆっくり動かせるための練習をしま

  す。（大人がモデルを見せます。又は、手をそえて教えます）

  指の操作が上手になったら子どもが一人で操作して楽しみます。

  ★子どもが操作してるのを大人も一緒に見て、上手に動かせて

   いることを楽しみます。

 

   スモールステップ：３

  「動く絵」を子どもが描いた絵で作り操作して楽しみます。

    用紙に自分の力で描ける絵をかきます。（ 〇 などの形でもよ

　 いです）

　 子どもが描いたその絵を、大人が真似して何枚か描いて動く絵

           を作ります。

           子どもが描いた「動く絵」を大人が操作して子どもに見せます。

    ★子どもが自分で操作したい様子が見られたら、子どもが操作

     して大人と一緒に楽しみます。

　  スモールステップ：４

　 「動く絵」を子どもが数枚描いた絵で作り操作して楽しみます。

             用紙に子どもが自分の力で描ける絵を描きます。

　　       用紙に絵を描く場所が少しずつズレるように大人が誘導します。

　　 　   用紙の枚数は５枚くらいから始めるとよいです。

             ★子どもが操作しているのを大人も一緒に見て、上手に動かせて

　　　　 いることを楽しみます。

　     ＊＊　ポイント　＊＊

         変化を感じて、見比べる力につながる遊びです。

　　　      お子さんの様子をみて遊びを進めてください。

今回は『ビニール袋でシャワー』の遊びを紹介します。

◇　遊  ぶ  場  所  　・・・　　お風呂やプール

◇　用意するもの　・・・        ビニール袋

　　　　　　　　　　　  穴をあける道具（フォーク）

◇　遊 び の 内 容     ・・・　   ビニール袋の底に穴をあけたものを使って、子どもが自分でそのビニール袋に

　　　　　　　　　　 　 水やお湯をすくい入れシャワーのように出てくるのを楽しむ遊びです。

＝＊＝＊＝＊＝＊＝＊＝＊＝＊＝＊＝＊＝＊＝＊＝＊＝＊＝＊＝＊＝＊＝＊＝＊＝＊＝＊＝＊＝＊＝＊＝＊＝＊＝

◇　遊び方の説明　

スモールステップ：１

ビニール袋に穴をあけて水を入れたものを大人が持ち、子どもの手

のひらが届く位置でシャワーのようにしてあげると手をだして出て

くる水で遊びます。

（最初はビニールの底に一ケ所だけ穴をあけて子どもの手のひらに

   あてます。慣れてきたら複数穴をあけシャワーにします）

 

スモールステップ：２

水の入ったビニール袋を子ども自身が一人で持てるようになった

ら、自分でビニール袋に水をすくい入れシャワーをつくり遊びま

す。

 

　   スモールステップ：３

 子どもが自分でビニール袋を持って水をすくい入れ、穴から出てく

 る様子をじゅうぶん楽しめるようになったら、自分で遊んだビニー

 ル袋と他の人のビニール袋と交換して遊びます。

（穴のあけ方がそれぞれ違うため、ビニール袋から出る水の様子が

 　違います）

     ＊＊　ポイント　＊＊

        一人の大人とじゅうぶん楽しめるようになってから家族や友達と遊

        んでください。

ここに投稿の説明が入ります。

ここに投稿の説明が入ります。

ここに投稿の説明が入ります。