相談室Q&A

相談室Q&A

~ Q&Aの目的について

子どもの成長を支える保護者や大人のかかわり方は、日常生活における行動や物事の理解に大きく影響します。

Q&Aの事例を通して、子供の発達や親子関係の構築に役立てて頂けるようお願いします。

子育て教室 相談員

 

 

Q:相談 成人女性

歩行姿勢についての相談。

立っている時は猫背になっています。歩く時は足をずって歩き足の運びが左右で違い、よく見ると体が左右に揺れています。姿勢を直そうと鏡に立ち姿を写して「頭、真っ直ぐかな。肩、真っ直ぐかな。」と声をかけたりしましたが直りません。このような状態が学童の頃からずっと続いています。

歩行姿勢を改善したいのですが方法はありますか。

◆聞き取りによるお子さんの情報

〈 椅子に座っている時の姿勢はどうでしょうか 〉

立っている時ほど気になりませんが、食事の時に前かがみになり猫背になっています。

〈 立っている時の姿勢について幼児期から現在までの様子を教えていただけますか 〉

小学生までは猫背ではありませんでした。中学生頃から猫背だと感じることが増え、高等部や卒業後に猫背が気になるようになりました。

〈 歩く様子についても同様に教えてください 〉

幼児期から靴を地面にすって歩く傾向にあり、靴底がすり減りました。足の運びの左右差と体の左右の揺れは、幼児期から少し気になる事がありました。

〈 足をずって歩き、足の運びが左右で違うということですが、靴を履かない時の歩く様子はどうでしょうか 〉

靴を履かない家の中では、ずって歩いている感じはありません。

〈 学校などでの運動面の様子はわかりますか 〉

スイミングに小学1年生の8月から中学3年まで通い、その後、高等部1年から2年までスポーツクラブに通っていました。縄跳びは保育園でやっていたこともあり、小学1年生から少しずつ練習をして跳べるようになりました。

〈 頸椎の検査や歩行姿勢について整形外科などを受診したことがあれば教えてください 〉

幼児期に頸椎検査を受け、特に心配ないでしょうと言われましたが、その後は受診していません。

歩行については、午前中いっぱい散歩をしていた保育園の頃が一番歩いていました。小学校ではチャレンジタイムがあり毎日走り、中学では帰り道を35分から40分歩いていました。高等部では、バス停から家までを歩き、朝のトレーニングもしていました。卒業後は、土日の散歩だけです。

A :答え

歩行の時に足の運びが左右で違うことや体が左右に揺れていることなどから、足首を使ってバランスよく歩くことが難しいと考えられます。成長期である幼児期から学童期にかけて遊びなどを通して、生活動作に必要な体づくりが出来ると良いのですが、成人女性ということですのでお母さんと一緒に楽しみながら生活動作に必要な身体の維持・改善に繋げることを提案します。体を動かすことで体幹が少しずつ鍛えられ姿勢が改善できると考えられます。

スイミングやスポーツクラブに通われ、縄跳びが跳べること、からだの部位が言葉でわかるということで、お母さんと一緒に楽しみながら体を動かす3つの動きをご紹介します。

〈 始める前のポイント〉

⚪お母さん自身が行い、足首をどのように使っているか感じとってください。

⚪お母さんがモデルを見せてから始めてください。

  • 両足を同時に使い連続ジャンプで前に跳んでいきます                            

( コピー用紙を三角に折ったものを5個位作ります : 写真 )

床に等間隔で縦に並べて置き一定のリズムで連続ジャンプをします。

ジャンプは、両足を同時に踏み切りジャンプし、同時に着地します。

先ずは両足同時にジャンプできる個数から始めてください。

  • 両腕をあげながらつま先立ちで歌に合わせて歩きます。

両方の手のひらを頭上で合わせ、腕は耳につけるようにします。上半身はそのまま、つま先立ちで歩きます。楽しみながら出来るよう短い曲を歌い終わるまですると達成感を感じられると思います。

お母さんはお子さんの歩くテンポに合わせて歌っていただくと、歌に合わせて歩けるようになるでしょう。

  • ケンケンパを一定のリズムで楽しみます。

お母さんの声がけでケンケンパを楽しみます。

声がけはお子さんの動きの速さに合わせて言うことで聞きとりやすくします。動きと声がけが合うことで、やがて聞きながらケンケンパができるようになります。

次にお子さんの動きの様子を見ながら、声がけを一定のリズムに近づけて行きます。

E:効果

連続ジャンプ、つま先歩き、ケンケンパを全て週3日位のペースで試してみました。「やろう~」と誘うと嫌がることなく出来ました。つま先歩きは、私がチューリップの歌などを歌いながらやってみました。娘も一緒に歌うこともありました。娘は足首にしっかり力を入れ、背筋も伸び、腹筋や背筋を使っている様でした。こうやって体が覚えていくと感じました。

今回の取り組みで一番成果があったのは、片足立ちができる様になった事です。

高等部の時に通っていたスポーツクラブのウォーミングアップで片足立ちがあり、2~3秒しかできずフラフラしていましたが、この遊びをするようになってから1週間位で10秒間できるようになっていました。娘もとても喜び「ママ数えて!」と何度もチャレンジしていました。3つの遊びをしたことで、足首の使い方や体幹でのバランスの取り方が身につき本人にもわかる成果となりとても嬉しく思っています。

散歩の時のずった歩き方は、以前と比べるとだいぶ気にならなくなっています。歩行姿勢も歩き始めの足の運びや猫背の改善が見られています。そして以前は、家の階段を降りる時、どんどんと大きな音が出てしまっていたのですが、これも、少しずつ改善されているように感じています。私自身が足首の使い方や体幹を意識して今回の取り組みを楽しく行う事により、色々な動作ができる様になってきたと感じています。

ありがとうございました。

★この事例のねらい★

お母さんが娘さんと一緒に体を動かすことの楽しさを感じることで、娘さんは楽しんでいるお母さんを感じることができ、成人期に必要な互いに尊重し会う親子関係のきっかけとします。(親子関係の気付きとします)

生活動作に必要な体の維持に繋がります。

相談室Q&A

~ Q&Aの目的について ~

子どもの成長を支える保護者や大人のかかわり方は、日常生活における行動や物事の理解に大きく影響します。

Q&Aの事例を通して、子供の発達や親子関係の構築に役立てて頂けるようお願いします。

     子育て教室 相談員

 

 

 

Q : 質問 : 小学校高学年

毎日、母親と一緒に歩いて登下校しています。1年生の頃から下を向いて自分の靴を見ながら歩いているように見えます。              

母親と手を繋いでる時は母親の顔を見たりして顔が上がります。道路を渡る時は、足を止めてから顔を上げ左右を確認します。トラックのような大きな音がするとそちらを見るために顔を上げます。何度か友達や校舎の角にぶつかりそうになった事もあります。マラソンや走る時、スーパーでの買い物では顔が上がっています。

顔を上げて周りを意識しながら歩き続けるようになって欲しいです。

A : 答え :

手を繋いで歩く時は、お母さんを意識することができています。また、道路を渡る時やトラックの音が聞こえた時にどうするのかを教えてきたので行動できているのでしょう。

さらに、これまでの経験の積み重ねからスーパーが買い物するところであると、わかっている場合にも行動できています。

以上のことから、学校まで意識して歩いて行くことができるようになることを提案します。

例:お子さんと一緒に学校に向かって歩いている時に、学校についてからのことがイメージできるような話題にします。

 お母さんがお子さんに言います。

『学校に行くと○○先生がいるよ』

『おともだちがいるよ』

『校門が見えたね』

声かけはお子さんがイメージできることばにするとわかりやすいです。

◆やってみての相談

登校時に話しかけながら行くと前を見て歩くようになり、友達を見つけたり朝学校周辺に立つことがある校長先生を探してみたりしながら歩くようになりました。

下校時には、母親が学校のことを聞いています。印象に残っていることがあったときには、学校の出来事を話しながら下を向かずに歩きますが、そうでないときには、ひと言「疲れた」「楽しかった」と下を向いて言います。

そんな時は興味を引く声かけをしますが、パッと見て終わり。朝のようにずっと見続ける事は出来ません。

◆再度のアドバイス

お子さんがお母さんと一緒に帰るのが楽しみになるように、歩きながらしりとりをする感覚遊びを提案します。

歩き始める前に『 お母さんが言うのを、よ~く聞いてね』と言って聞かせます。

しりとりが始まり、お母さんが言ってる時に下を向いて歩いてなかったら『 よ~く聞いてたね』と言って目を合わせ出来たことを伝えます。

 : 効果 :

まず家の中でしりとりをしながら歩いてみると夢中になっていたので、しりとりをしながらの登校を始めました。しりとりをしながらの登校では、楽しそうに答えを考えながら前を向いて歩き、数メートル先から左右を確認し車を気にしている様子がありました。

この登校の様子から今までの会話がつまらなかったのかな?と思い、下校時に、「今日は何して遊ぼうか?」と誘ってみました。すると、歩きながらワクワクした様子で「ジェンガ!」と言っていたので「じゃあそれやろうね」とジェンガの話をしながら帰りました。そして帰宅後は、宿題が終わったあとにジェンガを持ってきて「ママ!やろう!」と誘ってきました。母親とのやりとりの中で、ジェンガをしたいという思いがでてきて家まで楽しく帰って来られたのだと思います。

今まで何度か歩行者や校舎の角にぶつかりそうになった事もあったので、「顔をあげなさい」と、前を向く動作だけを教えていました。

今回、歩きながら子どもが楽しみを感じられるように親がかかわると、お楽しみを意識し続けることができて下を向くことなく学校へ行き、帰って来られることが分かりました。

ありがとうございました。

 ⭐この事例のねらい⭐

子どもの興味を引き出すかかわりをすることで、学校までの行き帰りを目的に向かって意識しながら歩くことができるようにします。

興味や関心を引き出すかかわりは、子どもの集中力や理解力を高める発達に大きく影響すると考えます。

相談室Q&A

 

 

Q:質問:中学生女子

突然、生理になってしまった時の話しです。生理がきてもう3年が経ちます。トイレに行って生理になった事に気付いて、先生に伝えるまでは出来るのですが、その後の「ナプキンを持っていない」までの話しは出来ません。

どうしたら良いですか?

このような事は、経験と失敗を重ねてわかるようになるのでしょうか。

A:答え:

生理に関しては失敗させたくないことの一つです。

経験と失敗から学ぶより、練習して教えていく方がお子さんにとって分かり易いです。(失敗を減らしていく)

先生に生理になったことを伝えられるお子さんですので、お母さんとの言葉のやりとりで、言えるように練習することを提案します。

例:生理になってない時に話題にします。具体的な言葉が言えるように導きます。

    お母さんがお子さんに言います。

「学校で生理になりました。」「でもナプキンを持っていません。」

「先生にナプキンくださいと言います。」

 続けてお母さんが言います。

「では、問題です。」「学校で生理になりました。」「でもナプキンを持っていません。」「先生に何て言いますか?」

 それを聞いたお子さんが『ナプキンください』と答えます。

 以上の話題を時々出してお子さんが先生に言えるように練習してみてください。

◆やってみての相談

普段、外出の時にポーチの中にナプキンを入れています。

いつも私がナプキンではなく「ポーチ持った?」と聞いていたからなのか「先生に何と言いますか?」のあと「ポーチください」となってしまいました。

また、ナプキンの発音を教えたら「ナピキン」になってしまいました。


◆ 再度のアドバイス

ナプキンくださいではなく「ポーチください」ということがわかり、ナプキンという言葉を教えてなかったということですので、実物を見せながら言葉を教えてください。

この時に、口の動かし方によって『ナプキン』の発声が難しい場合があります。

・その1

ポーチは言えるので、ナプキンが言えるように教えます。

「ナプキンって教えてなかった。ごめんね。」

「ナプキンって言えるように、練習しようか。」

と言ってから練習します。

その場合は、お子さんの意識が実物に向いている時に、お母さんが「ナプキン」と言いその音声を聞かせると、お子さんは耳で聞き取り、音声を出せる可能性があります。( お母さんの口の動きは見せない )

例:「ナプ」「キン」2音ずつに区切ります。

「ナプ」と、「キン」が言えたら

「ナプ、キン」繋げます。4音ですが、2音のイメージで教えます。

言えたら「ナプキンって言えたね~」と言います。

その日のうちに時間を空けて何回かナプキンと言う練習をします。

*時間を空ける例:「言う練習」→「ダンスなど」→「言う練習」→「トランプなどの遊び」

→「言う練習」

次に何日か日にちを空けて、言えるかどうかを確認します。

言えたら、「ナプキンどれかわかるー?」と聞いてみます。

さらに、お子さんと買い物に行き、「ママ、ナプキン買おうと思うんだけど、一緒に探してくれる?」とお願いをして、探してもらいます。家に帰り、ナプキンをしまう場所も教えます。

・その2

話せる言葉は多いのですが、生活のなかで言葉を結びつけることが難しい場合があります。

やりとりする言葉を少なくすることを提案します。

例:お母さんが「聞いてね」と言い、お子さんがお母さんに意識が向いたら

     「学校で生理になりました。」

     「ナプキン持っていません。」

     「先生に言います。」

     「ナプキンください。」

     続けてお母さんが言います。

     「問題です。」

     「学校で生理になりました。」

     「先生がいます。」

     「何て言いますか?」

それを聞いたお子さんが『ナプキンください』と答えます。

以上の話題を時々出してお子さんが先生に言えるように練習してみてください。

:効果:

「ナプキン」の練習中 「ナプ」と「キン」を分けて言うと言えるのですが「ナプキン」と続けて言う時に、最初は「ナピキン」になってしまいましたが、何度かやっているうちに言えるようになりました。

「ナプキン」と正しく言えた時、娘がとても嬉しそうな顔をしました。

そして、先生に伝えるときも「ナプキンください」と言えるようになりました。

また買い物へ行き、ナプキンを買わなくてはいけない時には自分から「ナプキン買わないと!」と言うようになりました。

その後は、普段話しをしていて言いにくい単語に気付いた時は、その都度練習をするようになりました。

以前は、間違った言葉を練習しようとすると嫌そうな顔をしたのですが、今では全く嫌がる様子がなく、何度でも自分から繰り返すくらいになりました。

学校の先生から「最近、言いにくい単語は一文字一文字意識して言っているのが分かります。」と言われました。

そして学校で「先生、生理です。ナプキンしてます」と先生に伝えられたようで、先生から報告がありました。

伝えるという事は、まずしっかり言えるという事なのかなと改めて感じました。

 

 

 

相談室Q&A

 


Q:質問: 小学校低学年
ひらがなの書き方を家で教えて書けるようになったので、教えるのをやめてしまいました。学校
の授業などで、ひらがなを書いていたので気にしていませんでしたが、ある日お風呂場の曇った
鏡にひらがなを書く様子を見ていると、書き順が違いました。書き順が違うたびに直すのですが
定着しません。ひらがなの書き順が身に着くように教えたいのですが、どのように教えていけば
良いでしょうか。

 
A:答え:  

形はわかっているのですが、書き順までは理解してなかったのかもしれません。順番の理解が
身につくようにすることを提案します。
「上、下」「前、後」は、わかるお子さんですが、何番目はわからないということですので、先ずは、「上、まん中、下」「前、まん中、後」を教えてください。
次に、5までの数がかぞえられるということですので、家での生活で順番がわかる機会をつくります。

 

~ 「上、まん中、下」についての例 ~
〈ステップ1〉
① 3段の引き出しの3段を使って教えます。
② 3段の引き出し全体を意識させた後に、一番上の引き出しを指さし、子供の意識が向いたら
『上』と言って聞かせます。同様に一番下の引き出しを指さし、子供の意識が向いたら『下』と言って聞かせます。最後にまん中の引き出しを指さし、『まん中』と言って聞かせます。
③ 次に、3段の引き出し全体を意識させた後に『上は?』と聞きます。
・お子さんが上の引き出しを指さします。

ポイント:お子さんがわかっている位置からはじめます。3段全体が意識できるように、指
差しながら見せながら感覚を使って導き答えられるようにします。


④ 同様にそれぞれ『下は?』『まん中は?』と聞いていきます。


〈ステップ2〉
① 聞く順番を変えて、3段の引き出し全体を意識させた後に『下は?』『上は?』『まん中は?』と聞いていきます。
② 最終的にどの位置を聞かれても答えられるようにしていきます。

~ 「前、まん中、後」についての例 ~
〈ステップ1〉
① 動物のミニチュアがあれば、同じ向きに、ゾウ、ライオン、キリンと縦一列にならべます。
③ お子さんがどこを見ればよいかわかるように、大人がライオンを指さしながら『ライオンの~』と言い、続いてゾウを指さしながら『前は?』と言います。
・お子さんがゾウと答えます。

ポイント:対象となる二つの物(ゾウとライオン)が意識できるように、指差しながら見せながら感覚を使って導き、前は?の問いにお子さんが答えられるようにします。

③ 同様にそれぞれ意識できるように指さしながら『ライオンの後ろは?』『キリンの前は?』
『ゾウの後ろは?』と聞いていきます。
④ 次に、どこを見ればよいのかわかるようにゾウを指差しながら『ゾウと~』と言い、続いてキリンを指さしながら『キリンの~』と言いライオンを指さしながら『まん中は?』と聞きます。
・お子さんがライオンと答えます。

ポイント:対象となる三つの物(ゾウとライオンとキリン)が意識できるように、指差しながら見せながら感覚を使って導き、『まん中は?』の問いにお子さんが答えられるようにします。


〈ステップ2〉
① お子さんがどこを見ればよいのかわかるように、大人がライオンを指さしながら『ライオンの~』と言い、ゾウは指さしせずに『前は?』と聞きます。
・お子さんがゾウと答えます。
② 同様にそれぞれ意識できるように指さしながら『ライオンの後ろは?』『キリンの前は?』
『ゾウの後ろは?』と聞いていきます。
② 同様に意識できるように指さしながらゾウを指差しながら『ゾウと~』と言い、続
いてキリンを指さしながら『キリンの~』と言いライオンは指さしせずに『まん中は?』と
聞きます。
・お子さんがライオンと答えます。


〈ステップ3〉
① それぞれ指さしせずに『ライオンの前は?』『ライオンの後ろは?』『ゾウの後ろは?』『キリンの前は?』『ゾウとキリンのまん中は?』と聞くと答えられるようにします。

~ 順番がわかるかかわりの例 ~
例 : 順番がわかる機会としては、お風呂に入る時に『1番○○君、2番ママ、3番パパね』と順番
を実際に感じる場面を作ります。また、すべての順番を経験することも必要です。1番はすぐ
できる。2番は少し待つ。3番はたくさん待つ。ということを体で感じることで時の流れが感
じられるようにします。


:効果:

5段の引き出ししかなかったので、下2段を隠して上3段が見えるようにして「上、まん中、下」を教えました。次に「前、まん中、後」は、レゴブロックの動物を使ってアドバイス通りに進めていき、「前、まん中、後」を教えることができました。

また並行して、お風呂に入るときや食器の下膳時、帰宅時に家に入るときなど日常で順番がわかる機会を作りました。「1番○○くん、2番ママ、3番パパ」だけではなく「1番ママ、2番○○くん、3番パパ」など、子どもの順番を変えて、2番や3番も感じられるようにしました。

ちょうどそのころ運動会があり、徒競走で初めて1番になりました。今までもスタートの合図で走り出し、止まったり歩いたりせずに走り続けてはいたけれど、ニコニコ笑顔で走っていました。今思えば、順位を意識していなかったからだと思います。しかし今年の徒競走では「よ~い、」のときから真剣な顔で、スタートの合図をする先生を見て、笛の音と同時に走り出しました。真剣な表情で走り続け、ゴールテープを切るときには両手を上げてゴールし、後ろを振り返っていました。1番をとれたのは、順番を教えたから子どもが順番を意識し、1番がいい、1番になる、と、1番を意識したからだと思います。

その後、ひらがなを書く順番を教えました。文字には書く順番があると教えることができましたので、今は順番を分かって文字を書いています。ありがとうございました。